Apple Loop を作ってみよう (1)
GarageBand では、Apple Loops という形式の音ファイルを読み込んで使うことができます。 購入時にも多数のループが付属していますが、ここでは自分で Apple Loops を作る方法を解説します。
Apple Loop を使うメリット
GarageBand はトラック内に普通の AIFF/WAV/MP3 ファイルを読み込んで使うことができます。
しかし、それらの読み込んだファイルは「トランスポーズ」で音程を変えることはできません。また、曲の制作途中でテンポを変更したときに音の長さが変わらないので、他のトラックとのズレが生じてしまいます。
Apple Loop の場合、ファイル内にキー(音程)や拍子の情報が刻まれていますので、「トランスポーズ」で音程を上下させたり、テンポを変更しても自動的に音の長さを調整してくれます。
まずはソフトを入手

GarageBand 単体では Apple Loop を作ることはできませんが、Apple Loop を作るソフト、「Soundtrack Loop Utility」というソフトを使って作ります。このソフトはアップルの音楽制作ソフト、Soundtrack や、映像制作ソフトFinal Cut Proに付属する物ですが、アップルのデベロッパー(開発者)サイト内から「AppleLoops SDK」の一部として入手することができます。
このSDKをダウンロードしてインストールすると、/アプリケーション/ユーティリティ フォルダの中に「Soundtrack Loop Utility」がインストールされます。ソフトの詳しい使い方はヘルプメニューからPDFマニュアルが開けますので、そちらをご覧下さい。
Making Apple Loop Step 1
実際に Apple Loop を作ってみましょう。
Soundtrack Loop Utility で読み込めるのは、AIFFもしくはWAVファイルです。 Sonic Foundry 社のACID というソフト用に作られた(Aicdizedされた)ファイルも読み込むことができます。
これらの素材用ファイルは、例えば、自分でドラムを叩いたものを録音したり、他のシンセサイザー等でフレーズを弾いて取り込むなどして作ります。録音したファイルを細かく編集したりしたい場合は、他の波形編集ソフトがあると便利ですが、GarageBand で録音してAIFFで書き出した物を使ってもOKです。
Making Apple Loop Step 2
ここでは、題材用にシンプルなループをAIFFで用意してみました。simple_c.aif
これを Soundtrack Loop Utility に読み込んでみました。
ファイル情報部分は自動的に解析されます。
情報タグ

この情報タグ部分にループの情報を入れていきます。
ビート数は自動的に検出されたものが入ってます。ここを変更するとテンポが変わってしまうので注意してください。
ワンショット or ループ
ワンショットとループの選び方です。
- ワンショット
- 日本語にすれば「一発」。特に繰り返す必要のないサウンドに使います。ビート数やBPM、後述するトランジェントは関係なくなります。GarageBand では、キー情報を付けてもトランスポーズもできなくなります。効果音などキーやテンポに関係ない音の場合に使うのが良いでしょう。
- ループ
- 数拍から数小節単位で繰り返したいサウンドに使います。GarageBand ではテンポの変化やトランスポーズで音程を変えて使うことができます。
検索タグ
ここで、ループ検索用のタグを付けていきます。楽器の種類を選びます。GarageBand のループブラウザで探す時に必要になりますから、わかりやすく付けておくのが良いでしょう。
詳細タグ

ここでは音のイメージのタグを付けていきます。何かのアンケートみたいですね。
ちなみに2つめは英語表記の物です。海外サイト等でループを探す時の参考に・・・

