ガレバンエフェクト大解剖(1)
GarageBand には音を加工するためのエフェクタが多数内蔵されています。
ここではそれぞれのエフェクタを詳しく覗いていってみます。
まずは、イコライザー系とディストーション系です。
イコライザー系
イコライザーとは、特定の音の高さの音量を調整することで音質を変化させるエフェクトです。
コンポやラジカセ等に簡単な音質調整やグラフィックイコライザーなどが付いていることも多いのでなじみのあるエフェクトだと思います。
マスタートラック等にかけて、全体の音質調整に使うこともできますし、楽器音に使って積極的に音の変化をつけるのもいいでしょう。
トレブルリダクション
フリケンシーより高い音をカットします。
フリケンシーはほぼ全域をカバーし、フィルタは12dB/Oct 程度の物と思われます。
他のDAW等では、ローパスフィルター、Hi Shelving Filter などと呼ばれることもあります。
バスリダクション
フリケンシーより低い音をカットします。
フリケンシーはほぼ全域をカバーし、フィルタは 12dB/Oct 程度の物と思われます。
他のDAW等では、ハイパスフィルター、Low Shelving Filter などと呼ばれることもあります。
イコライザー
3バンドのイコライザー。中音域(ミッド)のみカット/ブースとの中心周波数を調整できます。
ミッドとはいえミッドフリケンシーは高音域から低音域までカバーしています。フィルタは 12dB/Oct 程度の物と思われます。
ディストーション(歪み)系
エレキギターを買った人が最初に買うエフェクタと言われる(いや、調べた訳じゃないけど(笑))ディストーション。 音量を無理矢理持ち上げ、上下を切り取って(クリップさせて)歪んだ音にするエフェクタです。
ディストーション
ドライブを上げると、きつめの音で歪みます。
音色ツマミは、単純なローパスフィルタのようです。
オーバードライブ
上のディストーションよりマイルドな歪みのエフェクタです。
ドライブで歪みの量を調整します。
音色ツマミは、単純なローパスフィルタのようです。
ビットクラッシャー
音のビットレートやサンプリングレートをわざと少なくすることによって、音を荒くするエフェクトです。
ディストーションとは動作の原理は違う物ですが、壊し系ってことで。
レゾリューションは音のビット数を変化させます。「高」の位置だと変化がありません。低くするに従ってビット数が少なくなり、音が荒くなります。
サンプルレートリダクション音のサンプリング周波数を変化させます。
「小」の位置では変化がありません。「大」にするほどサンプルレートを減らす割合が大きくなって音が荒くなります。
レゾリューションは音量方向
サンプルレートリダクションは時間方向に対して階段状に波形を荒くしていきます。
レゾリューション →低
サンプルレートリダクション →大
アンプシミュレーション
歪ませるのだけが目的のエフェクタというわけではないですが、結果歪ませたりできるのでここに。
ギター(ベース)アンプというのはギターの音を大きくして鳴らす物ですが、普通のオーディオ用のアンプとは違って、メーカーや使われている回路のタイプによってさまざまなキャラクターの音を出してくれます。
本来ならば、実際のギターアンプを通してスピーカーから出た音をマイクで拾って録音・・・ということになるのですが、ギターアンプは巨大な物も多くいろいろな物を揃えるのは大変ですし、なにより爆音を出すのはご近所迷惑ですね。
そんな時に便利なのがそのアンプの特性をデジタルでシミュレートしたこの商品・・じゃなくてこのエフェクタです。
ブリティッシュ ゲイン~アメリカン クリーン でアンプの音の種類を選びます。ブリティッシュは固めの音、アメリカンはマイルドな音ですね。
プリゲイン 入力のゲインを決めます。歪ませるときはここを上げます。
ロー・ミッド・ハイ で音のトーンを調整します。
プレゼンス で高音域を調整し、音のきらびやかさを調整します。
マスター はアンプ全体の音量を決めます。
出力レベル で最終的な音量を調整します。

