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GarageBand テクニック

GarageBand のエフェクトや音源などの解説や、テクニックを紹介します。

ガレバンエフェクト大解剖(2)

GarageBand には音を加工するためのエフェクタが多数内蔵されています。 ここではそれぞれのエフェクタを詳しく覗いていってみます。
ここではディレイ/モジュレーション系のエフェクトを解説します。

ディレイ/モジュレーション系

ディレイとは和訳すると遅れのことです。音を一回溜め込んですこし遅らせて出すことでエコーのような効果が得られます
モジュレーションとは、日本語で言うと「変調」のことですが、ディレイの遅れ時間を LFO などで揺らしてやることで独特の音の変化をする物です。

エコー

Echo カラオケなんかでおなじみのエコーです。エコータイム(遅れの時間)が長いと遠くで音が鳴っているような効果が得られます。GarageBand のエコーはいわゆるテンポ・ディレイと言われるもので、曲のテンポを変えると自動的にテンポに合わせたエコータイムをつけてくれます。
エコータイムで遅れの時間を変えます。図の音符部分はこちらで書き込んだ物ですが、GarageBand がテンポと拍子からディレイタイムを計算してくれますので、後から曲のテンポを変えたりしても勝手に拍子に合わせてくれます。
エコーリピートはエコーの繰り返しの数を決めます。「少」の位置だとリピートは1回のみです。
リピートカラー で、エコーの音質を変えます。中間位置で元の音のまま、暗にすると高音域が削られ、明にすると高音域が持ち上げられます。

リバーブ

Reverb 部屋の残響をシミュレートするエフェクタです。お風呂で歌うと気持ちいい効果を作ってくれます。
原理はディレイタイムの異なるたくさんのエコーを組み合わせたものです。
使うときは気持ちいいからと言って深くかけすぎると、お風呂の中になってしまうので気をつけましょう。
リバーブタイム では、音が鳴ってから最初に跳ね返ってくる音の時間(初期反射音)とリバーブの残響の長さをコントロールします。長くするほど大きい部屋と考えると良いでしょう。
リバーブカラー は残響音の音質を調整します。

フランジャー

Flanger ジェット機の音のような独特のうねりのある音に変化させるエフェクトです。
ディストーションのかかったギターや、シンバルの音などにかけると効果的。かけすぎるとくどくなるので注意しましょう。
インテンシティ で、かかり具合を変化させます。
スピード で、LFO の速度を調整します。
フィードバック は、一度効果のかかった物をまた入力側に戻すことで、より変態的な音に変化させます。中間位置でフィードバック無し。高にするとより多くフィードバックします。低にすると波形を逆位相にしてフィードバックします。
フランジャーの原理は、音にごくごく短いディレイをかけてやることで、音に独特の波形を発生させます。(インテンシティを「低」の位置にした時の音がそれです)そしてそのディレイ時間を LFO で変化させることによってうねりを発生させます。

コーラス

Chorus コーラス・・・ステージの少し後ろの方で何人かでマイクを囲んで立っているあの人たちのことです。
エフェクトのコーラスは本物のコーラスとは似て非なる物ですが、まあそういった効果を狙った物です。
ボーカルやアコースティックギター、エレクトリックピアノなどの音にかけると気持ちのよい広がりを作ってくれます。
上記のフランジャーと原理は同じです。フランジャーよりもディレイ時間をすこし長めにすることで音がダブったような効果が得られます。本物の人声コーラスがピッタリ同じじゃないから気持ちいいってことですね。
そのディレイ時間を LFO で変化させてやると、音程が上下して聴こえるというエフェクトです。
インテンシティ で、かかり具合を変化させます。
スピード で、LFO の速度を調整します。

フェイザー

Phazer 音の位相を変化させることで、シュワシュワ・・といううねりのある音を作り出すエフェクトです。
といっても理科が得意な人以外は「位相」なんて言われても何のことだかわかりませんね。
元々はハモンドオルガンと組み合わせて使われる「レズリースピーカー」をシミュレートした物です。
レズリースピーカーは大きい箱のなかでスピーカーがぐるぐる回転し、ドップラー効果で(救急車が通り過ぎるときのあれです)音に変化を付けるという物です。
ギター、オルガン、エレクトリックピアノ等わりと万能に使えますが、かけすぎるとくどくなります。
インテンシティ で、かかり具合を変化させます。
スピード で、LFO の速度を調整します。
フィードバック は、一度効果のかかった物をまた入力側に戻すことで、より変態的な音に変化させます。低でフィードバック無し。高にするとより多くフィードバックします。

LFO って何だ?

音を変化させるエフェクタに欠かせないキーワードが LFO です。
LFO とは Low Frequency Oscillator (低周波発生器)のことで、 通常耳に聞こえないぐらいの低い音の波(~聴こえるぐらいの音の場合もあります)を発生させてエフェクトの効果を自動的に上下させる物です。
音量を動かしたり、ディレイタイムを動かしたり・・・様々な用途で活用できます。
例えば、コーラスエフェクタの場合、ディレイタイムを変化させることで効果が得られますが、本物のディレイ・マシンを使って手でディレイタイムのツマミを上下させてやっても同じ効果が得られます。でも、一定周期で同じ幅で手で動かすのは大変ですね。そこで LFO を使って自動的に一定周期で動かしているのです。
GarageBand のエフェクタの「スピード」が、手でツマミを動かす早さ、「インテンシティ」がツマミを動かす大きさということです。

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